シリアス

無常の花

無常の花・1

 十八時三十分、代々木体育館。 ライヴが始まる三十分前とだけあって人の流れが慌しい。大人気の来日アーティストのチケットはもう売り切れていて今日は満員なはずだ。しかし、おれはその流れから外れてひとりポツンと会場付近の人ごみを見やった。
短編小説

スロウダイヴ

扉を開けたとたん、病的なフィード・バックが俺を取り囲む。 その次は、甘ったるく囁くヴォーカルが誘惑する。気だるげに、でも官能的に。
短編小説

Field of Heaven

本当に、自分が自分らしくいられる場所。 いったいどのくらいの人間が、たどり着けるのだろう。
短編小説

See you tomorrow・前編

放課後、クラスの片隅で少年同士が口付けを交わしていた。 何名かがそれを見つめ、はやし立てている。そして、更に深く深く喉奥まで届くように舌を絡ませる。
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